うつ嫁はなまると夫とそれと。~嫁がウツになったった~

嫁はうつ病だと思ってたら双極性障害でした。過去離婚目前だった夫婦が、息子と家族三人で嫁の病気を乗り越えていく。(予定)

【別枠】夜も更けたから、黒い話する。4

 

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私にはコンプレックスが多い。

子どもの頃太っていて今でも太りやすい事。

指が短い事。

爪の形が悪い事。

可愛くない容姿。

友達が上手く作れない事。

幼い頃に出来た左目横の縫い跡。

高校生の頃に作った左手首の縫い跡。

そして低学歴。

 

”必ず落ちない”と言う事だけを最優先に選んだ高校で、私は見事にぼっちだった。

私は友達を上手く作れない。高校生になって初めて気付いた。

小学校と中学校は、半数が幼稚園からの顔ぶれと変わらない為、幼いころからの友達を介し新しい友達を作っていた事に今まで気付いていなかった。

最初こそ人当たりが良い為誰とでも話せるが、その後が問題。いつも2アクション目を繰り出せない。

 

相手が不快に思う事をして仲間に入れなかったらと思うと、どう話しかけていいかわからない。勇気を出して話しかけても、それが失敗に終わったらと思うと尚更話しかけることは出来なかった。

一時、上手い具合にグループに入る事が出来ても、数日もしてくると私の方から居心地の悪さを感じ抜けていく。それが続いた。

 

その反面、高校生になりすぐに始めたアルバイトでは”仕事”と言う共通ワードがある為、コミュニケーションに困る事はなかった。職場の社員さんやパートさんとも仲良くできて居心地が良かった。

お金を稼げる事も楽しかった。自分を切り売りする事によってお金がもらえる。今まで周りの友達より小遣いも少なく、「昨日〇〇のCD買ってもらったんだー」と揚々と言う彼女達に嫉妬していた私が、ちょっと長めのシフトに入るだけで好きなものが買える。給料日は嬉しかった。興味はそれほどなかったが、当時流行っていた原宿系ブランドの服やバッグをたくさん買った。今ではそんなブランドすらない。

 

バイト先で初めての彼氏も出来た。

私はあまり学校へ行かなくなり、バイトばかり入るようになった。

しかし、バイト先もそのうち居心地の悪い場所になった。

新しく、可愛い大学生のアルバイトが入ったのだ。

彼氏は簡単に元カレになった。そして私は事情を知らない可愛い大学生のアルバイトと仲良くしなければいけなかった。

 

ちょうど同じころ、高校で友達が出来た。その子も出席率はあまりよくないけれど、人懐っこくて犬みたいに接するため、誰とでも仲の良い子だった。

ちなみに私はこの子以外の高校の同級生の名前を憶えていない。

 

その子が私に打ち明けた。

「血がね、すーってなると、生きてるって気がするんだよ」

彼女はリストカットシンドロームだった。

 

私が同じ症状になるまでに時間はかからなかった。

バイト先の休憩室で続く元カレと今カノと私の三人のトーク。

高校で仲良くなった彼女は、私に症状を感染させ、私に興味をなくした。興味をなくした切っ掛けは、まぁ、多分あれだろうけど、その話はいい。

家でも学校へ行かない娘を持て余した両親との衝突が絶えなかった。

 

私は2年になった春、高校を辞めた。

 

ある時元カレからメールが来た

『死ね』

私は元カレを怒らせてしまった。死ななきゃいけないとなぜか強くそう思った。

元カレの言葉は私の背を強く押した。

 

気付いたらおぇおぇ言いながら胃洗浄をしていて、ぼーっとしながら医者と話し、左手首を縫ってもらっていた。

「傷が目立たないようになるべく綺麗に縫うからね」と医者は言った。

実際、今はほとんど目立たない傷跡のおかげで、半袖も普通に着られる。自分から言わなければ誰も気付かない。

気付いても言わないだろうし、自分から言いふらしたりしないけれど。

 

この事がきっかけで私は心理学に興味を持った。

急に大学に行きたいと思った。

その為、大検(現在の高認)を取って、同じ年齢の人たちと同じ年度で大学にも受かった。両親も喜んで、入学式には別居していた大好きな祖母も来てくれた。

 

それなのに、私はまた同じ過ちを犯した。

”学ぶ事”が目的ではなく、”大学に受かる事”が目標になってしまっていた私は、結局大学でも友達を作れず、講義でペアを組む相手もおらず、大学が居心地の悪い場所になり、結局2年の夏前に大学も辞めた。

 

両親の落胆ぶりはそれは凄まじかった。お金の無駄だったと。

私の人生の中で1度だけやり直しが利くとしたら、大学だけは卒業したい。

 

その後の人生に何の変化もなくて良いから、大学卒業の証だけは欲しかった。

きっと、私があの時、大学に行く意味をはき違えてさえいなければ、私の自己肯定感は少し高くなり、自信を持つ事ができていたと思う。

 

私は、結局、自分で何かを成し遂げた事もなく、何も結果を残す事のない人生を歩んだ。

 

 

 

太っている

指が短い

爪の形が悪い

醜い容姿

友達がいない

顔の傷

自殺未遂をした過去

最終学歴:公立中学校

     4年生大学、中退。