嫁が敵になる日。家に帰りたくない、居場所がない。可愛かった嫁はどこにもいない。
こんにちは
はなまるです。
昨日、沢山の方にエントリーを読んで頂きご意見やスターを頂きました。色付きスターまでいただいちゃって。
本当にありがとうございます。
↓昨日のエントリー↓
昨日のエントリーでは「夫クソすぎ」と言うご意見も頂いたので
今日は私のクソ振りをご紹介したいと思います。※今日も長いよ。
昨日、夫が仕事から帰宅した後、聞いてみました。
私「『もう、嫁とはやっていけない』と思った事たくさんあったでしょ?どんな事?」と。
夫「んー?靴下ちょうだいって言った時『ない』って言われた事かなー」
え
そんな?
いえ、そんなわけ無いんです。
うつ病である私に、今、過去の事を掘り返して辛い気持ちにさせないようにという夫の優しさです。
いや、もしかしたら、小さな小さな出来事が積み重なった結果だと言うのが真実に近いのかもしれません。
流れで少しだけ話をしました。
夫「なんで今まで上手く行ってなかったと思う?」
私「?」
夫「お互い歩み寄ってなかったからだと思う。じゃぁ今はなんで上手くいってると思う?」
私「夫が私に合わせてくれているから」
夫「そうだね」
私「これから先、同じ間違いをしないように、夫が嫌だと思う事をちゃんと知っておきたい」
夫「それは、お前の病気が治ってからにしよう。今はなにも心配いらないよ」
夫はあくまでも、今はなにも考えなくていいよのスタンスです。
実際、とてもありがたいです。
だって嫁(私)は今考えたって生産性のある答えなど導き出せないのですから。
しかし、その反面、今夫が歩み寄りを諦めたら、私たち夫婦は終わるんだ。そう思いました。
それだけは避けたいです。
スイートな10を迎えたいんです。
スイートな20もスイートな50も二人で迎えたいんです。
なので、私なりに今まで夫に放った言葉や行動を思い出してみる事にします。
結局私目線なので、夫からしたらまるで的外れでトンチンカンな事を言っているかもしれません。
答え合わせは、来るべき時がきたら(私のうつ病が治って、考えられるようになったら)夫とちゃんとしたいと思っています。
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前提として、私は元々すごく気が強くて、夫に対してもとても厳しかったと思います。
喧嘩になっても私の方が口が達者で、夫は黙るタイプ。重ねて重ねて言葉の刃を夫に向ける嫁でした。話し合いをしているのに黙り込む夫にイライラしたものです。
(今自分では注意しているつもりですが、多分現在進行形)
それでも結婚して息子がお腹にいる間、些細な喧嘩はあったにせよ、夫の為に、また夫は私の為にとお互いの事を考えて仲良くしていたと思います。
夫に対しての態度が急激に変わったのは息子が生まれてから。
その頃、専業主婦だった私と生まれたばかりの息子の元に仕事で疲れてる中笑顔で帰ってきてくれる夫。
私はその夫に般若みたいな顔で言いました。
「折角息子が寝かかってたのに起きちゃったじゃない!」
それがほぼ毎日です。
私は初めての育児に育児書やネットを読み漁り、その通りにしなくてはいけない信者だった為、夫は二の次三の次。
この言葉は「帰って来ないで!」とも取れますよね。
次第に帰宅する夫に笑顔はなくなっていきました。
夫に対しての攻撃はそれだけではありません。
当初は私が育児で疲れているだろうと、夫が家事をしてくれる事も勿論ありました。
ただ、下手くそなんです。
洗濯機には詰め込みすぎて洗濯洗剤が溶けきらず粉のまま付いてるし(今は液体洗剤です←いらぬ情報)
干し方も雑で3日干しっぱなしにしても乾かない。
キッチンの洗い物をしてくれても、どう積んだらこんな作品が出来上がるのか…ってくらい、どこから手を付けて食器棚に入れていけば崩れずに片付けられるのか頭を悩ませる程。
掃除機は四角い部屋を丸くかけるのですみは埃だらけ。
でも、本当だったら『毎日仕事してくれて疲れているのに、その合間を縫って、夫が家事をしてくれた』それが全てだったはずなんです。
それなのに私はここがダメ、あれが出来てないと指摘ばかりで、感謝の気持ち一つ、述べた事があったのでしょうか?
私は「結局やり直すのは私なんだから余計なことしないで」と思っていました。
夫は次第に家事をしてくれる事はなくなり、自室に籠るようになりました。
当然、夫婦の会話もなくなっていきました。
夫は段々と帰宅時間が遅くなり、飲み歩くようになり、私を避けるようになりました。
息子が生まれてから数ヶ月の間の事です。
たった数カ月の間に私は夫を追い詰めに追い詰めました。
これは当てはまる方は少ないと思いますが、ちょうどその頃、自宅に一本の電話がありました。
電話の相手は夫の職場の女性で、その方はどうやら夫を好いていたようです。
※夫の名誉の為に言いますが、思われていただけで、夫に不貞はありません。
私は頭に血が上り、夫の上司(私の元上司でもある)にどういう事かとクレームを付けました。
私は自宅だけではなく、職場でも夫の居場所を奪ったのです。
夫は職場でとんでもなく居た堪れなかった事でしょう。
夫が帰宅した後大喧嘩になったのを覚えています。
帰れば小言、文句、労いの言葉ひとつない、夫の居場所をことごとく奪う。
そんな嫁のいる家に帰りたいと思う夫がどこにいるんでしょうか。
息子の保育園も決まり、仕事復帰も決まり、やっとひと段落して心に余裕ができた私でしたが、その時には夫の気持ちはもう私には無かったのです。
私が夫に目を向けられる状態に立った時、既に夫はそっぽを向いていました。
いくら私が対話しようとしても、夫の顔は見えません。
そりゃそうです。夫が一生懸命私に笑顔を向けてくれていた時に、私は鬼の形相で夫を睨み付けていたのですから。
夫が敵になった日よりも、もっともっと以前から、嫁(私)は夫の敵だったんだと今となっては思います。
なので、昨日のエントリー冒頭で述べた、全て私の責任と言うのは紛れもない事実で
私が長い事ワンオペで回す事になってしまったのは、元はと言えば自分が悪いんです。
一度歯車が狂った車輪はどう頑張っても噛み合わず、その後はお互い槍の投げ合いです。得意の召喚魔法は「別れる!!」。
ただ、当時の私はその現状を自分のせいだと全く気付いていませんでした。
私一人での家事が追いつかず、溜まっていく洗濯物やキッチンの洗い物を見て
夫が「洗い物くらいしろよ」と言うと、私はすかさず「文句があるなら自分でしなよ」
夫が「靴下がないんだけど」と言うと、私はすかさず「足りないなら自分で洗って干しなよ」
「私も仕事してるし」が免罪符だと思ってました。
生理前になると機嫌が悪くなり、夫に八つ当たりしていたのも効いていると思います。
ボディーブローの様に、毎月の八つ当たりはどんどん積み重なっていき、ある日突然膝に来ます。
夫「お前、生理前だからってひどくない?」
私「生理なんだからしょうがないじゃん!男のあんたにはわからないでしょうけどね!」
生理の苦しみなど分からないに決まってるんです。だって男性ですから。
でも、それで八つ当たりするのは全く話が違いますよね。
辛いなら病院行けって話です。八当たられる身にもなれってんです。
全く可愛げのない嫁。私が夫ならこんな嫁いらね。
厚生労働省の離婚理由まとめは男女共に『性格の不一致』がトップだそうです。
離婚の申し立ての動機別割合 -平成10年-
歯車が狂ったまま婚姻生活を終わらせてしまう夫婦は多いんですね。
そんな嫁がうつ病になったと打ち明けた時、捨てるのは簡単だったはず。
それなのに夫は私を捨てずに今一緒にいてくれています。
夫は今までの最低な結婚生活の中でも、一番面倒で大変だろう事を引き受けてくれたのです。
夫にはもう頭が上がりません。
感謝しかありません。
夫が毎日、仕事が終わったら真っ直ぐ帰ってきてくれるのは当たり前じゃない
今はひしひしと感じます。
だから私も夫が「帰ってきたい、安心できる」そんな家を作れるようになりたいです。
歯車が狂うと、ちょっとした事でも直すのは簡単な話ではありません。
この際、一度ガツンと腹割って喧嘩するのもありかもしれません。※責任は取れませんが…
どちらか一方が我慢するのも、どちらか一方が虐げられてるのも夫婦のあり方として歪んでいるのではないかと思います。
冒頭、夫が言った
「歩み寄り」
お互いに意識しないとできない事ですよね。
きっと夫に聞いたらもっと色々出てくるんだろうなー。
今日もお付き合いありがとうございました。
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